【スーツと筋肉】肩幅の考え方② なで肩と怒り肩
こんにちは、あつめ(@atm_152)です。
※この記事はスーツに必要な筋肉、筋肉に必要なスーツの着こなしに関連した記事です。
前回の 肩幅の考え方① では骨格・体型別のスマートに見える肩幅を提案していました。
その中で、考慮されていない点が「肩傾斜」です。
肩傾斜が見た目に与える影響
肩傾斜…要は、なで肩であれば肩幅が狭く見えて、いかり肩であれば肩幅が広く見えるというやつです。
肩幅が広くてスマートに見えづらい人は僧帽筋を鍛えてなで肩にするか、なで肩に見えやすいジャケットを着ることで、スマートに見せることができるということです。
下の画像は極端な例ですが、肩傾斜による肩幅の見え方の違いを感じてもらいやすいかと。
右の人はかなりのなで肩。左の人は結構ないかり肩。肩幅は同じくらいだとしても、印象はかなり違うでしょう。
個人的には右くらい華奢でなで肩だと、もう少し肩パッドが入ったスーツで肩傾斜を調整したほうがバランスはいいのかなと思いますが、そこは本人の好みかなと。外国人なので体の厚みもあるでしょうし。
個人的には肩幅が広くてなで肩というのが、最も色気があるバランスだと思います。
香港のショップ The Armoury の Alan See という人物がなで肩+広め肩幅のバランスのよい体型をしており、非常にスマートにスーツを着こなしています。
上の画像のスーツの肩幅は結構広め、肩幅のラインから腕がストンと落ちるくらいですが、なで肩の視覚効果で肩幅が広すぎに見えたりせずに、リラックス感とスマートさが同居するベストバランスかと思います。 個人的にはこういったスーツスタイルを目指したいなと・・・
ちなみに、フィジークの大会に出る人などは肩幅を強調したり、首をあまり太く見せないために僧帽筋をあまり鍛えない傾向があるため、結構皆さんいかり肩気味かなと思います。以前そういった体型の人のスーツ姿を見ましたが、かなり肩で横幅が強調され、スーツ姿としてみるとそこまで格好よくありませんでした。
そういった人ほど、↓のような、なで肩気味のジャケットを着用したほうが良いと思います。
ジャケットで肩傾斜を調節
なで肩の肩傾斜は筋トレ以外にも、なで肩に見えやすい・実際になで肩を作れるジャケットで作り出すことができます。
先の記事では、肩パッド薄めor無しで肩を強調しないもので「なで肩気味に見せる」ことを提案しましたが、実際に肩傾斜がなで肩気味になっているスーツ・ジャケットがあります。
なで肩気味のスーツ イタリアブランド
主にイタリアブランドのスーツがなで肩に見える傾向があります。
実際に羽織ってみて実感したイタリアブランドが以下です。
ラルディーニ
ボリオリ
タリアトーレ
デ・ペトリロ
スティレラティーノ
どれも柔らかい着心地のスーツで、リラックス感&色気のあるナポリテイストを売りにしたブランドです。(細かくは調べてませんので、違っていたらすみません)
タリアトーレとボリオリは特になで肩具合が強く、なで肩の自分がきてもラペル付近が若干浮くほどでした。
上記ブランドであれば、一般的な肩傾斜の人が着用するといい塩梅になで肩を作ることができるんじゃないかと思います。
なで肩気味のスーツ 日本ブランド
また、日本のブランドでもなで肩気味に見えるブランドがいくつか。
リングヂャケット
テイラーアンドクロース
上記はなで肩で、かつ、包み込まれるような素晴らしい着心地。これも是非試してもらいたいなと思います。
日伊問わず、上記のブランドでスーツ・ジャケットを選ぶと自然となで肩でリラックス&スマートな印象を作り出せると思います。肩幅がもとから狭めだったり筋肉量の少ない人は華奢な印象を与えかねないので注意したほうが良いでしょう。
肩傾斜はここでも書いたように、色気を作り出す重要なファクターです。なで肩でも華奢にならないように体を鍛えて、なで肩スーツ、挑戦してはいかがでしょうか。
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